現在の状況

私は、インターネット上で小売業を営んでおります。

現在負債額が数千万を超えている状況で、内買掛金が4000万程あり、会社は賃貸でしたが明け渡済みで、営業も停止しております。

税金の滞納、従業員への未払いの賃金もなく、社員の解雇は完了しております。

リースもなく、負債だけが残っている状況です。

ご相談内容

現在従業員もおらず、営業も停止し、社屋も明け渡済みで、残ったのは数千万の負債のみの現状、破産を検討しております。

ですが、経理はすべて代表取締役が行っておりまして、その代表が昨年他界致しました。

残された自分たちには、分らないことが多い状況で困っております。

そこで、その道の専門家である弁護士の先生に相談にのって頂けたらと考えました。

自分たちには、今後どのようにすすめたら良いのか、手段なども未知の世界です。

より良い選択ができますよう、お力添えを頂けますと幸いです。

何卒、宜しくお願い致します。

弁護士からのアドバイス

弁護士荻野哲也

スポンサーからの支援等で債務を弁済できない場合は、破産せざるを得ないでしょう。

もっとも、破産する上では、会社の経理関係に精通している人の協力がなければ手続きがスムーズに行きません。

解雇した従業員の中に亡くなられた代表者の方と経理を担当されていた方はいらっしゃらないでしょうか。

もし、いらっしゃらない場合でも、経理関係の書類は全て確保してください。紛失等しないようにお願いします。

また、亡くなられた方以外に取締役の方はいらっしゃいますでしょうか。

亡くなられた後の役員関係はどのようになっていますでしょうか。

本件については、相続の問題も大きく関係してきます。

亡くなられた代表者の方が会社債務を保証している場合、会社が破産すると相続人の方々へ請求が行くことになります。

まずは、相続の際どのように処理をしたのかを教えてください。

債務全て相続したのであれば、これらの債務を弁済することができるのか、出来ないのであれば、相続人の方々の破産も検討する必要があります。

また、現在営業がストップしているとのことですが、今後会社に入金されるお金はあるでしょうか。

破産をする場合、裁判所への予納金等、会社の資金から準備しなければならないお金があります。

これらを準備できなければ破産手続きができませんので、早急に確認をお願いします。

お問い合わせはこちら

メールでのご予約はこちら弁護士が経営者、家族の生活を守ります。